呼気による乳がんスクリーニング検査

息を吹き込むから
痛くない
研究と独自のAIで
高精度
キットだけだから
簡単
■ VOCs[*1] Medical技術により、呼気でがんマーカーを検知
■ 検査キットに大きく息を吹き込むだけで検査完了。どこでも手軽に検査が可能
■ 優れた検知率(感度[*2]91.6%、特異度[*3]89.3%)で、乳がんステージ0から検知
リップスティックほどの検査キットで
呼気で簡単に、数分で検査判定可能
[※1] VOCs: 呼気に含まれる微量の揮発性有機化合物
[※2] 感度 : 正しくがんであると判断される確率(スクリーニングの指標)
[※3] 特異度 : 正しくがんでないと判断される確率(確定診断の指標)
MediScan(株)乳がん呼気スクリーニング検査キット
現在、乳がんは日本において大きな課題である。乳がんは他の悪性腫瘍と比較しても若年層で発症する疾患であり、進行した状態で発見されることも多い。しかし日本の乳がん検診率は先進国の中でも極めて低く、欧米諸国の半分程度となっている。理由は、乳がん検診の一つであるマンモグラフィが原因とも言われる。マンモグラフィとは乳房を板で挟み、放射線を当てることで腫瘤の部位を同定する検査方法である。この検査には痛みと被爆を伴うことから敬遠される女性も多い。


一方で、MediScan(株)吉野代表は、上記の社会問題を変えるデバイスに出会った。イスラエルのVOCsMedical社は大学の博士らとの共同研究により呼気で疾患を同定する技術を作った。その技術はリップスティックほどの大きさのデバイスに【息を吹きかけるだけで】乳がんに罹患しているかどうかがステージ0から検出できた。しかも、マンモグラフィの感度(精度)は約80%だが、この呼気乳がん検査キットの感度はパイロット試験で【91.6%】を示した。このデバイスは呼気中のVOC(揮発性有機化合物)を検出することで乳がんを診断することができる。VOCは呼気中に300 種類以上存在するが、このうち複数種類が乳がん罹患時に特異的に増減することが判明している。この技術は今後悪性腫瘍だけではなく、様々な疾患に転用が可能である。
現在、日本政府だけではなくWHO(世界保健機関)が推し進めているセルフメディケーションの流れに呼応するものとなる。呼気検査キットはこれまでの採血や尿検査とは異なり乾燥検体であるため、物流に乗せること・個々人が自宅で検診することも可能となる。また高齢化により僻地との医療の偏在化が加速している昨今では、オンライン診療などの次世代の医療の普及が早急に必要である。呼気乳がん検査キットはこのような次世代医療の普及に寄与する唯一無二のシステムである。